【あなたの肩は正常に動きますか?】肩関節の痛みの原因は?

こんにちは!大阪市城東区【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。
みなさんは五十肩という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
おそらく、聞いたことがある方が、多いかと思います。
肩関節の痛みにはたくさんの原因と種類があり、五十肩という名前は原因不明の肩関節痛の総称になります。
そのため、一括りに五十肩と言っても治療方法や痛みが出ている原因は変わるため、注意が必要です。
今回はそんな【肩関節痛】について、多くの方に当てはまる、痛みの原因をお伝えしていきます。
そして、その改善方法もお伝えします。
この記事を読んで少しでも多くの方が、肩関節の痛みを和らげることができれば幸いです。
どうして痛みがでるのか?
肩関節はスポーツや日常でも使われることが多いため、繰り返しのストレスによる炎症などが起きやすくなっています。
では具体的にどのようなストレスが加わって肩関節には痛みがでているのでしょうか。
ここからは痛みが出る原因について解説していきます。
可動域制限
肩関節の動きにはたくさんの関節が関わっており、その中でも「胸椎」の動きが必要不可欠になります。
肩関節を動かす際、実は肩だけではなく、鎖骨や肋骨、肩甲骨などの骨も一緒に動いています。
逆にこれらの関節が動かなくなってしまうと、肩関節は正常な範囲を、動かすことができなくなってしまいます。
特に胸椎が制限されると、腕を上に挙げる動作が制限されてしまいます。
その動作が制限されてしまうとスポーツでは野球やバレー、日常生活では洗濯物や髪の毛を洗う時などたくさんの動作が制限されてしまいます。
そして、胸椎や鎖骨、肩甲骨などの動きが制限されてしまうと、肩関節は正常な範囲まで無理やり腕を挙げようとしてしまいます。
その結果、筋肉や靭帯などの軟部組織に負荷がかかり、痛みへと繋がってしまいます。
H3筋力低下
肩関節の痛みは筋力の低下によっても起こります。
肩関節は他の関節と比べ、とても不安定な関節の構造をしています。
例としてよく言われるのは、ゴルフボールがティーの上になっているような状態です。

そのため、関節の安定を筋肉や靭帯などの軟部組織によって高めています。
動作においても、筋肉による安定性はとても重要で、ローテーターカフと言われる小さい筋肉が働かないと正常な動きにはなりません。
このローテーターカフが働かないと、関節が不安定になってしまい、肩を動かすたびに肩周囲の軟部組織にストレスをかけるようになってしまいます。
それによって肩関節に炎症が起こり、痛みへと繋がってしまいます。
加齢
肩関節痛は加齢によっても起こります。
関節には軟骨と呼ばれる関節の安定性を高めてくれるような軟部組織があります。
それらの軟部組織は加齢によって変性していってしまいます。
変性する理由は様々ですが、使いすぎや筋力の低下などによっても起こってきます。
そして、変性したまま放置していると炎症などが起きて痛みに繋がります。
これは上の2つの理由と被ってしまいますが、人は年齢を重ねるごとに筋力や可動域は低下してしまいます。
そのため、リハビリなどでしっかり筋力をつけてあげたり、可動域を大きくしてあげることが加齢による肩関節痛には有効な手段となります。
改善するには?
ではこの肩関節痛を出ないように、もしくはでた時に改善するためにはどうすれば良いのでしょうか?
ここからはその改善方法についてお話していきます。
鎮痛剤や湿布
肩関節痛は何らかの原因で炎症が起こっていることがほとんどです。
そのため、痛みを取るためにまずは炎症を抑えていく必要があります。
それの1番早い方法は鎮痛剤などを使うことです。
鎮痛剤は痛みを緩和してくれるため、炎症などが起こっていても痛みを和らげてくれる効果があります。
これは整骨院などではできないため、整形外科への受診が必要となります。
ただ、この方法は元々の原因となる問題の解決にはならないので、再発する可能性も高いです。
根本的に痛みが出ないようにしたいのであれば、鎮痛剤などではなく、しっかりと治療をして原因となる問題を解決していくことをおすすめします。
この鎮痛剤を使う場合は、
明日学生最後の試合でどうしても出たい!
など緊急かつどうしても痛みを抑えたい理由がある時だけにしておきましょう。
リハビリ
肩関節を根本的に治すためにはリハビリが重要です。
可動域の低下を防ぐことはもちろん、筋力などの強化もこのリハビリには含まれます。
肩関節痛の多くの原因は、可動域低下や筋力の低下によるものが多いです。
特にオーバーハンドスポーツである、野球やバレーなどのスポーツでは特に肩に負担をかける動作が多くなるので、可動域や筋力は重要になってきます。
また原因のひとつでもある加齢による肩関節痛は、若い頃の痛みを鎮痛剤などだけで解決し、放置している方に多く出現します。
将来の肩の可動域を確保するためにも、早期治療とリハビリが肩関節痛には必要です。
プロに診てもらう
整形外科や整骨院にいくのが1番効率がよく、改善しやすい方法です。
整形外科は鎮痛剤を出して終わり、というようなところよりも、リハビリもしっかり行ってくれるような場所をおすすめします。
肩の状態をしっかり把握した状態で、治療や筋力トレーニングを進めることが1番痛みの解決には必要です。
自己流で放置して痛みを解決している方もいらっしゃいますが、肩関節の可動域制限が残ったり、痛みが再発している方がほとんどです。
どこに行けば良いかわからない方は、一度カラダの説明書にご相談ください。
カラダの説明書ではお客様の身体の状態に合った治療やトレーニングプランを提案させていただきます。
最後に
本日は肩関節痛についてお話させていただきました。
肩関節は関節の中でも安定性が低く、痛みの出やすい場所です。
また生活にも大きく関わってくる関節でもあります。
そのため、痛みが出た時はそのままにせず、早めの対応をしていきましょう。
放置すればするほど肩関節の動きは悪く、治りにくいものになってしまいます。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
カラダの説明書ではお客様一人ひとりを、しっかりと評価し、その人に合った治療プランを提案いたします。

