【肩甲骨と巻き肩】姿勢の鍵を握る“肩甲骨”

大阪メトロ緑橋駅から徒歩1分
整体とパーソナルトレーニングで、痛みや姿勢の改善をサポートしている
カラダの説明書 緑橋の春藤謙介です。
日々のスマホやデスクワークで、
「肩が内側に巻いている」
「猫背気味で姿勢が崩れている」と感じることはありませんか?
それは“巻き肩”と呼ばれる状態で、その根本には「肩甲骨」の動きの悪さも関係しています。
この記事では、巻き肩の原因と肩甲骨との関係、そして改善に向けた具体的なアプローチをお伝えしていきます。
・姿勢が悪く見える
・肩こりが慢性化している
・背中が丸くなりがち
・デスクワークやスマホ時間が長い
このような方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
巻き肩とは?肩甲骨が動かないとどうなるのか
まずは、巻き肩とはどんな状態か、そして肩甲骨との関係について説明していきます。
巻き肩とはどんな姿勢?
巻き肩とは、両肩が前に突き出し、肩関節が内側にねじれたような状態を指します。
見た目としては、「肩が前に出ている」「腕が体の前にある」といった特徴があります。
この状態では、自然と背中が丸くなり、胸が縮こまり、呼吸も浅くなってしまいます。
また、肩や首の筋肉が常に引っ張られるため、肩こり・首こりの原因にもなります。
肩甲骨の役割と重要性
肩甲骨は、背中側にある平らに近い骨で、腕の動きと密接に関係しています。
肩甲骨は「浮いている骨」とも呼ばれ、肋骨の上を滑るように動きます。
その柔軟な動きが、腕の可動域や姿勢の維持に大きく関与しています。
巻き肩の状態では、この肩甲骨が外側に開きっぱなしになり、動きが制限されてしまいます。
結果として、
・肩が上がりやすくなる
・背中の筋肉が使えなくなる
・胸が開かない
という状態になり、姿勢の崩れが固定化してしまいます。
肩甲骨が動かないことで起こる不調
肩甲骨がうまく動かないと、次のような不調が起こります。
・慢性的な肩こり・首こり
・腕を上げたときの引っかかり感
・呼吸が浅くなる(胸郭の広がりが出にくい)
・背中が疲れやすくなる
・二の腕や肩周りが太くなりやすい
特に、肩甲骨が外に広がった状態が続くと、背中の筋肉(僧帽筋下部や菱形筋)が働かず、代わりに首肩まわりの筋肉が常に緊張します。
その結果、姿勢の悪化だけでなく、慢性的な痛みや不調が蓄積されてしまうのです。
巻き肩を改善するための3つのアプローチ
巻き肩を改善するには、単に「背筋を伸ばす」だけでは不十分です。
身体全体のバランスを見ながら、「肩甲骨が自然と動く状態」に戻していくことが重要です。
胸の筋肉をゆるめる
巻き肩の人は、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が硬くなっていることが多いです。
この筋肉が縮んでしまうことで、肩を前方に引っ張ってしまうのです。
まずはストレッチで胸を開くことから始めましょう。
胸がゆるむことで、肩甲骨が自然と背中側に戻るスペースが生まれてきます。
肩甲骨を動かす筋肉を目覚めさせる
肩甲骨が動かない原因は、動かすべき筋肉が「サボっている」ことにもあります。
とくに、
・僧帽筋下部
・菱形筋
・前鋸筋
といった筋肉を意識的に動かすことで、肩甲骨の位置が正しく整ってきます。
軽いエクササイズとしては、四つ這いで肩甲骨を寄せたり離したりする動き(キャット&ドッグのバリエーション)などがオススメです。
これらの動きを通じて、肩甲骨の“滑らかさ”を取り戻していきましょう。
姿勢全体の見直しと習慣改善
巻き肩は「肩だけ」の問題ではなく、実は骨盤の傾きや頭の位置、背骨のカーブなど全体の姿勢の問題と深く関係しています。
特にデスクワークやスマホ操作で前かがみになりやすい方は、そもそも身体全体が“前に倒れるクセ”がついています。
肩甲骨のトレーニングと並行して、
・骨盤を立てる感覚
・頭の位置を引く意識
・お腹(腹横筋)の安定化
といった、姿勢全体の見直しも非常に大切です。
習慣そのものを変えることで、巻き肩は再発しにくくなります。
最後に
巻き肩の原因は、肩の形だけにあるわけではありません。
実際には、肩甲骨の動き、胸の硬さ、姿勢全体のクセなどが絡み合って起こっているのです。
そして、それは“改善できるもの”です。
正しく身体を動かせるようになれば、姿勢は自然と整い、呼吸もしやすくなり、肩こりも軽減していきます。
「整体で整えてもまたすぐ戻ってしまう」
そんな悩みも、“肩甲骨の動き”にアプローチすれば、改善が可能です。
緑橋駅すぐの整体×トレーニングの「カラダの説明書」では、巻き肩の原因を見極めながら、肩甲骨の可動性改善や姿勢指導を行っています。
「なんだか最近、背中が丸くなってきた」「肩こりがずっと取れない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
