【硬水と軟水の違いと身体に及ぼす変化とは?】日常で選ぶ水が体に与える影響とは?

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。
自分が普段飲んでいる水の種類を知っていますか?
それが「硬水」か「軟水」か、意識したことはありますか?
実は、普段何気なく飲んでいる水は、水に含まれるミネラルの量の違いで「硬水」と「軟水」に分けられます。
そして、その違いが身体に及ぼす影響は、小さくありません。
今回は、「硬水と軟水の違い」と「身体に及ぼす影響」について、解説していきます。
硬水と軟水の違いとは?
硬水と軟水の違いはいくつかあります。
ここからは、そんな違いについて解説していきます。
みなさんが水を選ぶときの参考にしていただければ幸いです。
ミネラルの量で分類される
水の種類は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の量で、硬水か軟水かが分かれます。
日本では「硬度」という単位で表し、
・硬度0〜60mg/Lが「軟水」
・硬度120mg/L以上が「硬水」
とされています。
日本の水道水の多くは軟水で、外国、特にヨーロッパや中東などでは硬水が一般的です。
これは地質の違いによって変わってきます。
味や用途の違い
軟水は味がまろやかでクセが少なく、飲みやすいのが特徴です。
和食やお米の炊飯にも向いています。
一方、硬水はミネラルの影響でやや苦味を感じることがあります。
しかし、肉料理や煮込み料理には適しており、ミネラル補給にも効果的です。
身体の健康という面で特に注目したいのは、このミネラルが体内にどう働きかけるか、という点です。
身体に及ぼす影響とは?
軟水と硬水でミネラルを含む量に違いがあることが分かりました。
では、これが身体の中でどのような違いが生まれるのでしょうか?
硬水はミネラル補給に効果的
硬水にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれており、
・筋肉の収縮や神経伝達を助ける
・骨の健康維持に役立つ
など、運動のパフォーマンスや身体のメンテナンスにも効果が期待できます。
特にマグネシウムは、筋肉の痙攣や疲労の軽減にも関係しており、スポーツやトレーニングをする人にとっては大事な栄養素です。
ただし、ミネラルが多いため、胃腸が弱い方には刺激が強く、下痢や腹痛を起こすこともあるため、飲み慣れていない方は注意が必要です。
軟水は胃腸にやさしく、吸収もスムーズ
軟水は体にスッと入りやすく、胃腸への負担が少ないという特徴があります。
そのため、
・体調が優れないとき
・子どもや高齢者
・トレーニング後の水分補給
には軟水が適しています。
また、コーヒーやお茶の風味を引き立ててくれるので、日常的な水分摂取としても非常に使いやすい水になります。
どちらを選ぶべきか?
日常生活では、基本的に日本人の体には軟水が合っています。
しかし、運動量が多い方やミネラル不足が気になる方は、硬水を適度に取り入れることで、身体に必要な栄養素を自然に補うことができます。
特に汗をかきやすい夏場や、筋トレをしている方などは、硬水を意識して摂るのも一つの方法です。
ただし、飲み過ぎは胃腸に負担がかかる可能性もあるため、体調と相談しながら選んでいくことが大切になります。
最後に
「ただの水」と思っていた飲み水が、実はあなたの身体に影響を与えているかもしれません。
今回の記事を読んで、水にも種類があり、種類によって身体に与える影響が違うことが分かっていただけたかと思います。
硬水と軟水、どちらが優れているかというよりも、「あなたの目的や体質に合っているか」が最も大切です。
・胃腸が敏感であれば軟水を中心に
・ミネラル補給を意識するなら硬水を適度に
そんな風に選んでみるのはいかがでしょうか?
水は、食事と同じように、あなたの健康を支える大切な要素です。
一度そんなことも考えて、水を摂取してみるのはいかがでしょうか?
