【扁平足とは?】足のアーチが崩れることで起こる問題とは?

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。
みなさんの足の裏はどうなっていますか?
土踏まずがなく、足の裏全体が地面についている状態になっている方は「扁平足」かもしれません。
扁平足は、足の形状の問題だけではなく、膝や腰の痛み、姿勢の崩れ、スポーツパフォーマンスの低下など、さまざまな問題につながる可能性があります。
今回の記事は、扁平足の原因や影響、そして改善方法について解説していきます。
扁平足が気になっている方や、足の疲れやすさなどを感じる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
扁平足によって起こる問題とは?
扁平足とは、足のアーチが低下し、土踏まずがなくなってしまった状態のことを言います。
足のアーチは、身体のバランスをとったり、衝撃を吸収したりする役割を持っています。
しかし、扁平足になると、足だけでなく全身に影響を及ぼし、以下のような問題が起こることがあります。
足の疲れや痛みが出やすくなる
足のアーチには、歩行やジャンプ時の衝撃を吸収するクッションのような役割があります。
しかし、扁平足ではアーチが崩れているため、衝撃をうまく吸収できず、足裏やふくらはぎに負担がかかりやすくなります。
特に、長時間立ち仕事をしている方や、歩く機会が多い方は、足の裏やふくらはぎに疲労がたまりやすくなり、痛みにつながることもあります。
膝や腰の痛みにつながる
扁平足は、足元のバランスが崩れるため、膝や腰にも影響を与えます。
本来であれば、足のアーチがクッションの役割を果たし、衝撃を吸収してくれますが、扁平足になると衝撃が直接膝や腰に伝わるため、負担が大きくなります。
その結果、膝の痛みや腰痛、股関節の違和感などが生じることがあり、姿勢の悪化にもつながる可能性があります。
スポーツパフォーマンスの低下
スポーツをしている方にとっても、扁平足は大きな影響を与える可能性があります。
足のアーチは、地面を蹴る力を効率的に伝える役割も担っていますが、扁平足の場合、その力が分散されてしまい、パフォーマンスが低下しやすくなります。
特に、サッカーやバスケットボール、陸上競技など、俊敏な動きが求められるスポーツでは、踏み込みが弱くなりやすく、思うように力を発揮できなくなることがあります。
このように扁平足には、推進力を生み出す役割も担っています。
扁平足の改善方法
ここまでは、扁平足によって起こる問題について解説してきました。
では、扁平足を改善するためには、どのようなことが必要なのでしょうか?
ここからは、扁平足を改善するために重要なポイントをお伝えしていきます。
足のアーチを支える「足底筋群」の強化
扁平足の多くは、足の裏の筋肉である「足底筋群」の機能が低下することで起こります。
足底筋群が弱くなると、アーチを支えられずに扁平足になりやすくなります。
そのため、足底筋群を鍛えることも重要です。
例えば、タオルギャザーというトレーニングがあります。
床にタオルを敷き、足の指だけを使ってタオルをたぐり寄せることで、足底筋群を鍛えることができます。
また、裸足で砂利道を歩いたり、足指をグーパーする動作を繰り返すことも、アーチの維持に効果的です。
これ以外にも重要な筋肉はいくつかあるため、人によっては足底筋膜以外の筋肉のトレーニングも必要です。
足首の柔軟性を向上させる
扁平足の方は、足首の柔軟性や足部の柔軟性が低下していることが多いです。
足首の可動域が狭くなると、歩行や運動時の衝撃をうまく吸収できず、足裏への負担が増えてしまいます。
そのため、ふくらはぎのストレッチや、足首を回す運動を取り入れることで、足首の柔軟性を高めることが重要です。
また、過去に足関節の捻挫をしたことがある方や、しゃがみ込む動作が苦手な方は、足首が硬くなっている可能性が高いため、意識的にストレッチを行うことも必要です。
歩くときに足の外側を意識する
扁平足の方は、足の内側が潰れてしまっているため、外側に体重を乗せる意識が薄くなっています。
本来、歩くときは踵から足の外側に体重が乗っていき、最後は母指球で地面を蹴って歩いていきます。
しかし、扁平足の人は踵からついて足の内側を通って最後、母指球で地面を蹴ります。
そのため、普段から少し足の外側で歩くように意識するのも一つの方法です。
最後に
扁平足は、見た目の問題だけでなく、足の疲れや痛み、膝や腰への負担、さらにはパフォーマンスの低下など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
しかし、適切なトレーニングやストレッチを行うことで、足のアーチを維持・回復させることができます。
「もしかしたら扁平足かも?」と不安に思った方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
もし、足の疲れや痛み、膝や腰の違和感が気になる方は、緑橋駅の近くにある「カラダの説明書」にご相談ください。
国家資格を持ったトレーナーが、あなたの身体に合わせた治療をさせていただきます。
