【寒い冬を乗り切る!】身体を温める方法とは?

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。
まだまだ寒い日が続いていますが、みなさんは「寒さ」に強いですか?
元々寒さに弱い方、年齢を重ねるごとに寒さに弱くなっている方、いろんな方がいらっしゃると思います。
しかし、人によっては全然寒くない方もいらっしゃいます。
ではこの違いはどうして生まれるのでしょうか?
今回は、そんな【寒さに負けない身体】について解説していきます。
身体を温めてくれる機能とは?
そもそも、なぜ人の身体は常に同じ体温で保てているのでしょうか?
それは、人には「熱」を作り出してくれる機能が、備わっているからです。
これを「熱産生」と言います。
ここからは、人の身体で熱を生み出してくれるものについて説明していきます。
糖質や脂質などの栄養素による熱産生
人間の身体を動かしていくためには、糖質や脂質などの栄養素が重要になってきます。
しかし、この栄養素も全てがエネルギーに変わるわけではありません。
エネルギーになる栄養素は、約70%ほどで、それ以外の30%が熱となり、身体を温めてくれています。
これを「食事誘発再熱産生」と言います。
そもそも、栄養素は糖質や脂質などのまま、身体のエネルギーになるわけではありません。
口や胃、腸などで分解され「ATP」と呼ばれる形になって初めて、身体のエネルギーとなります。
人の身体を温めてくれる熱は、その過程で発生してきます。
また、この食事誘発再熱産生は朝食と夕食を比べると、朝食の方が夕食よりも、約2倍、身体を温めるという報告があります。
寒い冬に負けないようにするためにも、まずは朝食を摂ることから、始めて見ましょう。
筋肉による熱産生
筋肉には身体を動かす以外にも、重要な役割があります。
それが「熱を生み出す」ことです。
寒い時に、ブルブルと震えるのも、筋肉を動かして熱を生み出す一つの仕組みです。
そして、その筋肉を動かすためには、エネルギーが必要です。
上記でも説明したように、エネルギーを作り出す過程で熱産生は行われます。
そのため、筋肉を激しく動かすことによって、たくさんのエネルギーが必要になり、身体の中ではたくさんエネルギーが作られるようになります。
それにより、熱もたくさん生み出され、体温が上がっていきます。
また、熱を生み出す上でとても大事な「基礎代謝」も筋肉をつけることで向上します。
基礎代謝とは、人が動かずにじっとしている状態で、消費するエネルギーのことを言います。
この基礎代謝量は、筋量が多い人ほど高いため、その分、熱も生み出されやすくなります。
褐色脂肪細胞による熱産生
みなさんは「褐色脂肪細胞」をご存じでしょうか?
脂肪には2種類の脂肪があり、普段みなさんが意識している脂肪は「白色脂肪細胞」と呼ばれ、皮下や内臓に蓄積され、身体を動かす際のエネルギーになります。
そして、もう一つの脂肪が、褐色脂肪細胞と呼ばれる脂肪で、熱を生み出してくれる役割を果たしてくれています。
この褐色脂肪細胞は、鎖骨や胸周りに分布しており、脂肪を分解することで熱を産み出しています。
痩せ型で代謝が良く、汗をたくさんかく人に多く存在していると言われています。
どうやったら熱産生を促せる?
ここまで、熱が産み出される仕組みについて解説してきました。
ではどうすれば、より熱産生を促すことができるのでしょうか?
ここからは、その方法について解説していきます。
タンパク質を多く摂る
タンパク質は、筋肉や身体を構成する組織の元となり、糖質や脂質の約2倍の熱を産み出してくれます。
簡単な方法としては、朝食は夕食よりも食べたものが熱に変わりやすいので、朝食におにぎりやパンだけでなく、卵やハムなどのタンパク質を入れてあげる。
これだけでも、熱産生は増え、冬の寒さ対策に繋がります。
またタンパク質は筋量を増加させ、基礎代謝の向上にも関わってくるため、熱産生には欠かせない栄養素となります。
筋力トレーニングをする
熱産生を上昇させるためには、筋力トレーニングは必須です。
筋肉は身体の中で最も熱を産み出してくれる組織です。
どうやって熱を産み出しているかというと、筋肉には身体を動かすという、大事な役割があります。
そして、その身体を動かすために、エネルギーを使うことで、たくさんの熱を産み出して、身体を暖かくしてくれています。
この時、使うエネルギーは筋量が増えれば増えるほど多くなり、使われるエネルギーが多くなることで、産み出される熱も多くなります。
自律神経を整える
人間は「恒温動物」と呼ばれる生き物で、この恒温動物には、常に体温を一定に保っているという特徴があります。
そして、体温を一定に保つために、とても重要になるのが「自律神経」です。
ここまでお話してきた、褐色脂肪細胞による熱産生も、身体をブルブルと震わせるという行為も、全て自律神経が身体を温めるために、行うように指示をしています。
そのため、自律神経が乱れてしまうと、体温調節がうまくいかなくなり、悪寒を感じたり、身体が温まらないという症状が現れます。
自律神経を整える方法は、下記の画像から見ていただけるので、気になる方は読んでみてください。
最後に
2月の中旬に差し掛かっていますが、まだまだ寒い日が続いています。
体温を上げることは、免疫力の向上にも繋がり、風邪やインフルエンザなどの予防にもなります。
寒さを吹き飛ばすだけでなく、健康にこの冬を乗り切るためにも、しっかり食事と運動をして自律神経を整えていきましょう。
もし、どんな運動をすれば良いかわからない、という方がいらっしゃったら、一度緑橋にある整体院カラダの説明書にご相談ください。
カラダの説明書では、運動をしたことがない人でもできるように、お客様一人ひとりに合ったトレーニングプランをご提案させていただきます。
国家資格を持ったトレーナーが対応させていただくため、関節や腰に不安がある方でも受けていただけます。
気になった方はご連絡ください。
