【姿勢不良はどんな問題がある?】姿勢が悪いことで起こりやすい疾患とは?

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です
姿勢不良によって起こる症状は何があるでしょうか?
✅肩こり
✅首こり
✅腰痛
✅頭痛
などたくさんの症状が姿勢不良によって起こる可能性が高くなります。
これらの症状は、おそらく多くの方が感じる症状です。
しかし、実は姿勢不良にはもっと怖い身体の疾患が発症する可能性があります。
今回は、そんな姿勢不良によって起こる可能性が高くなる疾患について解説していきます。
この記事を読んで、少しでも多くの方が姿勢不良によって起こる疾患を理解して、改善していければ幸いです。
姿勢不良によって起こる疾患とは?
姿勢不良によって起こる疾患は、胃腸の機能障害や肺機能の低下など多岐にわたります。
今回、ここで紹介する疾患は身体の特に骨や関節に関する疾患です。
✅椎間板ヘルニア
✅脊柱管狭窄症
✅脊椎圧迫骨折
などおそらく一度は聞いたことがある疾患について解説していきます。
これらは、本当に多くの方が悩んでいる疾患で自分がなっていてもおかしくはありません。
この記事を読んで、少しでも多くの方がこれらの疾患を、いち早く発見して症状の進行を防げれば幸いです。
腰が丸いと起こりやすい「椎間板ヘルニア」
椎間板ヘルニアを聞いたことがありますか?
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板と呼ばれる軟部組織が腰が丸くなった姿勢によって圧迫され潰れてしまい、後方に飛び出してしまうことを言います。
飛び出ていること自体に問題はありません。
しかし、この飛び出た軟部組織が神経を圧迫してしまうと下肢の痺れや腰の痛みなどの症状に繋がってしまいます。
この椎間板ヘルニアは、腰が丸くなった姿勢を長時間続けている方や腰に負担のかかるスポーツをしている方に多くみられます。
また、運動不足により体幹筋群の力が弱い方にもみられます。
特徴としては、腰を曲げた時に太ももやふくらはぎに痺れが走り、ひどくなると排尿障害も出現します。
予防方法としては、なるべく腰が丸くならないように姿勢を伸ばす。
そして、体幹の筋力、特に腹圧をしっかり入れれるようにしてあげることが重要になります。
反り腰の方は要注意「脊柱管狭窄症」
脊柱管狭窄症とは、背骨の真ん中を通る「脊柱管」と呼ばれる空間が狭くなったことによって現れる症状のことです。
この脊柱管という空間には、脊髄と呼ばれる脳と同じぐらい重要な神経が通っています。
そのため、この空間が狭くなって脊髄が圧迫されると、臀部や下肢に痺れや痛みが現れます。
そして、脊柱管狭窄症のさらに特徴的な症状は「間欠性跛行」です。
間欠性跛行とは、歩いていると痺れなどの症状が出てきますが少し座って休憩すると症状が落ち着くというものです。
これは、歩行時は腰を反っている方が多いですが座ると多くの方が腰が丸くなるため、脊柱管の圧迫が緩くなり症状が緩和していきます。
高齢者に多い「脊椎圧迫骨折」
脊椎圧迫骨折は、背骨の脊椎と呼ばれる部分が上下の背骨の圧力によって折れてしまうことを言います。
これは、骨が弱くなってきている高齢者によく見られる骨折です。
もしくは、高所からの転落などの大きい外力が加わらなければ起こらない骨折です。
高齢者の場合、脊椎圧迫骨折の原因は、腰がどんどん丸くなっていくことで、脊椎に加わる圧迫力が強くなることで起こります。
閉経後の女性にも多く骨粗鬆症も要因の一つになります。
脊椎圧迫骨折を防ぐためには、腰が丸くならないようにする必要があります。
そのために、腹圧を入れることはもちろんですが股関節をしっかり曲げれるようにしておくことも重要です。
姿勢改善のために重要なこととは?
ここまでは、姿勢不良によって起こる可能性の高い疾患をお伝えしてきました。
上記に挙げたような疾患にならないようにするためには、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?
ここからは、姿勢改善のために重要なことをお伝えしていきます。
背骨に安定を与えてくれる「腹圧」
6年間、多くの方の姿勢改善を行ってきましたが、運動をしていない方に特に見られたのが腹圧の弱さです。
お腹には「腹腔」と呼ばれる空間があります。
腹腔とは、横隔膜と骨盤の間にある空間でこの空間にかかる圧力を「腹圧」と言います。
この腹圧がしっかりかかることによって、背骨を安定させてくれるようになり、反り腰などの不良姿勢が改善されます。
腹圧をかけるためには、お腹の「腹横筋」と呼ばれる筋肉が重要です。
腹横筋は、天然のコルセットと呼ばれるぐらい背骨を安定させてくれます。
他にも、腹圧がかかることでぎっくり腰の予防にもなるので意識してトレーニングすることをお勧めします。
トレーニングの方法は、「ドローイング」と呼ばれる方法が一般的です
ドローイングのやり方は、大きくお腹を膨らませながら息を吸って、8秒かけてお腹を凹ませながら息を吐き切る。
この吐き切ることが一つのポイントとなるので、意識してみてください。
背骨の可動域を広げる
背骨は、大きく「頚椎」「胸椎」「腰椎」の三つに分けることができます。
そして、これらの可動域が低下してしまうことによって、綺麗な姿勢を保つことができなくなり姿勢不良となってしまいます。
可動域の低下としては、胸椎が反れなくなり、腰椎を反りすぎてしまっている状態が多いです。
姿勢を改善しようと思ってもこのように、可動域が低下している状態では、綺麗な状態まで身体を伸ばすことができません。
そのため、まずは背骨の可動域を広げる行動が必要となります。
可動域を広げる方法は、人によって様々のため一概にこれとは言えませんが一つ大事なことがあります。
それは、「毎日継続すること」です。
可動域は、1週間に1時間の治療を受けるよりも毎日5分だけすることのほうが重要です。
姿勢の改善をしたい方は、ぜひ一度緑橋駅の近くにある「カラダの説明書」にご相談ください。
国家資格を持ったトレーナーがあなたの身体に合ったエクササイズを提案させていただきます。
長時間同じ姿勢を取らない
姿勢不良の原因は、前述したように可動域の低下によって起こります。
可動域の低下は、様々な要因が考えられますが、長時間同じ姿勢をとり続けることによっても関節や筋肉が固まってしまい起こってしまいます。
骨折や脱臼などをしたことがある人であればわかるかもしれませんが、固定などを長期間していると関節などが固まってしまい可動域が狭くなってしまいます。
胸椎や腰椎も同じようにデスクワークなどで、長期間同じ姿勢が続いてしまうと固まってしまい動きが悪くなってしまいます。
そのため、デスクワークの合間に身体を少しでも動かすことが姿勢改善のためには重要です。
これは、日頃の運動にも言えることで運動をすることは、各関節を動かすことにも繋がり姿勢改善には有効な手段となります。
また血流の改善にもなるため、筋肉が硬くなることも防ぐことができます。
最後に
自分の姿勢が自信を持って良い!!
と言える方はどれくらいいらっしゃいますか?
おそらく、多くの方が自分の姿勢は悪いと答えると思います。
整骨院に来る多くの方は、肩こりや腰痛があるから姿勢が悪いんじゃないかと不安になっています。
確かに、肩こりや腰痛は姿勢が悪いことによっても症状は出てきます。
しかし、今回挙げさせていただいた疾患もそうですか、姿勢が悪いからといって必ずこれらの症状が現れるわけではありません。
肩こりや腰痛、椎間板ヘルニアにも姿勢以外の要因はたくさんあります。
姿勢を直しても症状が良くならないことはあるので、気になる方はぜひ緑橋駅の近くに「カラダの説明書」にご相談ください。
