G-PVZDF61VZF 【前十字靭帯】リハビリをしないと怖いことに!? - カラダの説明書
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【前十字靭帯】リハビリをしないと怖いことに!?

謙介春藤

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。

膝の怪我で、特に有名なのが【前十字靭帯】の損傷です。

前十字靭帯は、サッカーやバレーなどの、切り返しやジャンプが多いスポーツによく見られる怪我です。

おそらくスポーツをしている人であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

一度、前十字靭帯を怪我してしまうと、思うように力が入りにくくなり、怪我をする前のようなプレーが難しくなってしまいます。

今回は、そんな【前十字靭帯】について、特徴やリハビリ方法について解説していきます。

前十字靭帯とは?

前十字靭帯とは、大腿骨(太もも)と脛骨(すね)を繋ぐ靱帯のことです。

役割としては、膝関節の前後の安定や回旋などの安定を保ってくれる靱帯になります。

前述したように、スポーツでの損傷が多く、一度損傷してしまうと、復帰までに長い期間が必要です。

また一度損傷してしまった、前十字靭帯は自然に癒合することは少なく、スポーツ復帰する場合は手術が必要となってきます。

また、予後も悪く、将来的に膝の疾患を招きやすい怪我となります。

症状は何があるのか?

前十字靭帯の断裂は、受傷時にブツっという断裂音が聞こえる時があります。

また、靭帯からの出血により、関節内に血液が溜まることも特徴の一つです。

その後の症状としては、激しい痛みや腫れがあり、動作時には、膝関節が抜けるような感覚も感じられます。

動作においての症状は、抜ける感覚だけでなく、膝の屈伸運動の制限や術後の固定により、膝関節の可動域も低下してしまいます。

関節可動域が低下したままでは、筋力の発揮、膝関節にかかる負担、怪我のリスクなどが高くなってしまうため、関節可動域の獲得はスポーツ復帰のためには、必須の項目です。

このように、前十字靭帯の損傷は、膝関節の機能面に関しても大きな影響をもたらします。

治療は何をしていくのか?

治療の方法としては、観血療法(手術)かもしくは、保存療法のどちらかになります。

それぞれのメリットやデメリットは以下の通りです。

✅観血療法

○メリット

・保存療法に比べて早期からリハビリが可能

・膝関節の安定性が得られる

・確実に靱帯を繋げることができる

○デメリット

・手術痕が残り、それが原因で関節の可動域が制限される可能性がある

・精神的不安が強い✅保存療法

○メリット

・精神的不安が少ない

・手術痕が残らない

○デメリット

・靱帯が元に戻る可能性が少ない

・不安定性が残る可能性が高い

どちらの方法を取っても、膝関節の怪我はリハビリがとても重要になってきます。

靱帯が繋がってから、復帰するまでに半年以上は期間がかかってくるので、しっかり焦らず、再発しない身体を作っていくことを、意識していきましょう。

どんなリハビリが必要?

スポーツ復帰するためには、リハビリは必要不可欠です。

怪我をしたあとは、大幅に運動機能が落ちているため、そのまま復帰しても、練習についていけず、再発してしまいます、

ここからは、前十字靭帯を損傷した場合に行う最低限のリハビリを解説していきます。

膝関節の可動域を正常に戻す

何度もお伝えしたように、前十字靭帯を損傷してしまうと、膝関節の可動域制限が起こります。

この可動域制限があるままでは、筋力の発揮、膝関節にかかる負担などが大きいため、再発のリスクが高くなってしまいます。

また、他の怪我のリスクも上がってしまいますし、思うようなプレーもできなくなってしまいます。

関節の可動域制限をなくす方法は、膝の状態によって異なるため、しっかり病院で診てもらい、自分に合った治療方法を選択しましょう。

この可動域制限が取れるまでは、本格的なトレーニングにもなかなか移行できないため、ここはしっかり治す必要があります。

筋力をつける

前十字靭帯を損傷すると、膝関節の安定は必ず悪くなります。

また、手術をしても、元の強度には戻らないため、他の軟部組織で補っていく必要があります。

その役割を果たしてくれているのが「筋肉」です。

筋肉には、身体を動かす役割と身体にかかる負担や関節を安定させてくれる役割があります。

そのため、前十字靭帯を損傷したあと復帰するためには、損傷する前よりも筋力をしっかり向上させることが必要です。

特に膝関節周囲にある「大腿四頭筋」や「ハムストリングス」、また股関節にある「臀筋群」も重要になってきます。

もし、前十字靭帯の怪我をして、しっかりリハビリができていない人がいれば、緑橋駅の近くにあるカラダの説明書にご相談ください。

スポーツ疾患に特化した整骨院で、勤務経験のあるトレーナーが、あなたに必要なトレーニングをお伝えいたします。

競技特性に応じたトレーニング

前十字靭帯の損傷は、切り返しやジャンプ動作などで発生します。

これらの動作で起こるということは、その動作が前十字靭帯を損傷しやすいような動作になっていると、想像できます。

そのため、膝関節の可動域が正常に戻って、筋力もついてきたあとは、この動作の改善が必要になります。

特にスポーツ復帰を考えている人には、必須のリハビリです。

これには、ある程度トレーニング器具が必要になりため、個人ですることは、ほぼ不可能に近いリハビリになります。

近くの病院やトレーニング器具が揃った整骨院などで、診てもらうことをお勧めします。

最後に

前十字靭帯の損傷は、選手生命に関わるとても大きな怪我です。

その後のプレーや再発のリスクを減らすためにも、治療からリハビリまでは医師や先生の指示に従い、しっかり丁寧に行っていきましょう。

これは、年齢を重ねたときの膝の状態にも関わってきます。

高齢の方でX脚やO脚がひどい方を見ませんか?

あれは、変形性膝関節症と呼ばれる疾患です。

前十字靭帯を損傷した方は、この変形性膝関節症になる確率がとても高くなります。

それを防ぐためにも、リハビリは必須です。

学生時代などに、リハビリをしっかり受けれなかった方は、緑橋駅にあるカラダの説明書にご相談ください。

細かい筋力の評価も行い、あなたに必要なトレーニングを提案させていただきます。

ABOUT ME
春藤謙介
春藤謙介
パーソナルトレーナー
大手整骨院、フィットネスジムでの勤務経験後にサッカートレーナーとしての活動を開始。 現在は高校サッカー選手のサポートをしながら、自身も競技力向上に向けて研鑽を積んでます。 ジュニアアスリートに強靭なカラダと怪我しないカラダ作りを授けるトレーナーです。
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