【サッカー選手必見!!紫外線と疲労】見えない影響にどう対処する?

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カラダの説明書 緑橋の春藤謙介です。
スポーツをするうえで「紫外線」が身体に及ぼす影響を意識したことはありますか?
紫外線は肌に悪いというイメージが先行しがちですが、実は運動パフォーマンスや疲労回復にも深く関わってきます。
今回は、「紫外線と疲労」の関係性について詳しく解説していきます。
特に夏場のトレーニングや大会を控えた選手、また外で長時間活動する子どもを持つ保護者の方にとって、非常に重要な内容です。
この記事を読むことで、紫外線の対策をしながら、より良いパフォーマンスを発揮するための知識が得られるはずです。

紫外線が身体に与える影響とは?
紫外線は夏も冬も避けては通れないものです。
そんな紫外線が身体にどんな影響を与えるのでしょうか?
活性酸素の増加と筋肉疲労
紫外線を長時間浴びると、体内で「活性酸素」が多く発生します。
活性酸素は細胞を酸化させる働きがあり、筋肉にもダメージを与える原因となります。
この酸化ストレスによって、筋肉の修復が遅れたり、炎症が起きやすくなったりします。
その結果として、「練習の後の疲労が抜けない」「筋肉痛が長引く」といった状態が起こるのです。
スポーツのパフォーマンスは、トレーニングと回復のバランスで成り立っています。
その回復が紫外線によって妨げられることは、コンディションに大きく影響を与えます。
自律神経へのストレスと集中力の低下
強い紫外線を浴びることは、身体にとって「環境ストレス」の一つです。
このストレスが継続すると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
交感神経が優位な状態が続くと、身体が常に緊張状態になり、リラックスできなくなります。
その結果、寝つきが悪くなったり、朝起きても疲れが抜けないなど、慢性的な疲労を感じるようになります。
また、脳への影響も無視できません。
紫外線ストレスが続くことで集中力が低下し、判断力にも影響が出ることがわかっています。
特にサッカーのような判断力・瞬発力が求められるスポーツでは、ミスの原因になりかねません。
体内水分の喪失とパフォーマンス低下
紫外線が強い環境では、当然ながら気温も高くなりやすく、汗の量が増えます。
これは熱中症のリスクだけでなく、パフォーマンスにも直結します。
身体の水分が1%失われただけでも、運動能力は著しく低下すると言われています。
また、脱水によって血液がドロドロになり、筋肉への酸素供給がスムーズにいかなくなることも疲労の一因です。
紫外線そのものというより、紫外線環境下で起こる「脱水」や「体温上昇」も、見えない疲労要因のひとつと言えます。

紫外線と上手に付き合うための対策
ではそんな紫外線はどのように付き合っていけば良いのでしょうか?
栄養で内側から抗酸化ケアをする
紫外線による活性酸素の増加に対して、まずできることが「抗酸化栄養素の摂取」です。
ビタミンC・ビタミンE・βカロテン・ポリフェノールなどが代表的です。
これらの栄養素は体内の酸化ストレスを軽減する働きがあり、筋肉や細胞の回復にも貢献します。
特に運動後や外での活動後は、これらの栄養を意識的に補給することが大切です。
例として、
・ビタミンC:赤ピーマン、キウイ、ブロッコリー
・ビタミンE:アーモンド、アボカド、うなぎ
・ポリフェノール:ブルーベリー、カカオ、緑茶 といった食品が効果的です。
ウェア・アイテムで直接紫外線を避ける
次に重要なのが、身体への「直接的な紫外線対策」です。
肌の露出を減らすことは、紫外線による酸化ストレスを物理的に減らす手段です。
夏場のスポーツでは、通気性・吸湿性に優れた長袖ウェアやアームカバー、帽子などを活用しましょう。
また、目への紫外線対策としてサングラスの着用も有効です。
最近ではUVカット機能のあるスポーツウェアも増えてきており、デザインと機能性を両立した製品が多くなっています。
これらを活用することで、日焼け防止だけでなく疲労予防にもつながります。
練習スケジュールの見直しと休息の工夫
最も効果的な紫外線対策は「浴びないこと」です。
とはいえ、スポーツ現場では完全に避けることは難しいため、スケジュールの工夫がカギとなります。
例えば、夏場のトレーニングは午前中の早い時間帯や夕方に設定し、日差しが最も強くなる正午~15時を避けることが推奨されます。
また、こまめな休憩と水分補給も忘れてはいけません。
外気温が高い時ほど、疲れは自覚しにくく、気づいたときにはオーバーヒート状態になっていることもあります。
「まだ大丈夫」と思わず、早めのクールダウンと休息を意識しましょう。

最後に
紫外線は、肌の日焼けだけでなく、スポーツをする人の身体やパフォーマンスに目に見えない影響を与えます。
特に夏場の活動では、紫外線による活性酸素の増加・自律神経の乱れ・脱水といった複合的な要因が「疲労」の大きな原因になります。
今回ご紹介した対策を意識することで、紫外線環境下でも疲労を溜めにくく、パフォーマンスを維持できる身体を目指すことができます。
子どもたちのスポーツや、自分自身の健康管理のためにも、「紫外線と疲労」の関係性をぜひ意識してみてください。
そして、もし日々の疲労感がなかなか抜けない、運動後の回復が遅れていると感じる方は、一度当院にご相談ください。
