【日焼けとスポーツ】紫外線と上手に付き合いながらパフォーマンスを守るには

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カラダの説明書 緑橋の春藤謙介です。
スポーツをしていると、屋外での練習や試合が多くなり、日焼けの機会も自然と増えます。
「焼けた肌=頑張っている証」と思う方も多いですが、紫外線の浴びすぎは、パフォーマンスや健康にマイナスの影響を与えることもあります。
この記事では、「日焼けとスポーツ」の関係性を科学的に解説し、アスリートが紫外線とどう付き合うべきかをお伝えしていきます。

紫外線がスポーツパフォーマンスに与える影響
これからの季節、暑さによる運動量の低下も考えられますが、それ以外にも紫外線による低下も考えられます。
ではどうして紫外線で運動量は低下してしまうのでしょうか?
紫外線による体力の消耗
日焼けは、皮膚に軽度の炎症反応を引き起こします。
これによって免疫が刺激され、体温が上昇し、余分なエネルギーが使われてしまうため、長時間の運動中に疲れやすくなるケースがあります。
特に真夏のスポーツでは、日焼けによるダメージと熱中症のリスクが重なるため注意が必要です。
筋肉の回復力や免疫に影響する
強い紫外線を長時間浴びると、活性酸素が体内で増加し、細胞の回復力や免疫機能が一時的に低下することがあります。
これは筋肉痛の回復を遅らせたり、風邪をひきやすくなる原因にもなります。
トレーニング後の回復がうまくいかないと感じる時は、日焼けダメージが関係している可能性もあるのです。
ビタミンDの生成には一定量の紫外線が必要
一方で、紫外線にはメリットもあります。
ビタミンDは皮膚が紫外線を受けることで体内で合成されます。
このビタミンDは、骨の強化や免疫の調整、筋肉の機能にとって重要です。
日焼けを完全に避けるのではなく、「浴びすぎない範囲で適度に紫外線を取り入れる」ことが大切です。

アスリートが日焼け対策としてできること
では実際に日焼けを予防するためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
ここからはそんな日焼け対策について解説していきます。
日焼け止めは必須アイテム
屋外でスポーツをする際には、SPF30以上・PA++以上の日焼け止めを使用するのが基本です。
汗で落ちやすいため、ウォータープルーフタイプを選び、2〜3時間ごとの塗り直しが理想です。
顔、首、腕、足だけでなく、意外と焼けやすい「耳の裏」「首の後ろ」「手の甲」なども忘れずに保護しましょう。
サングラスやキャップも有効
紫外線は目からの影響も大きく、目に紫外線が入ると体内でメラニン色素が生成されるため、肌が黒くなる原因にもなります。
UVカットレンズのサングラスや、ツバの広いキャップを活用することで、顔・目・頭部の紫外線を大幅にカットできます。
熱中症対策としても非常に効果的です。
日焼け後のケアを怠らない
もし日焼けしてしまった場合は、すぐに冷やして炎症を抑えることが重要です。
冷水シャワーや保冷剤をタオルに包んで冷やす方法などで、肌の熱を素早く取ってあげましょう。
その後は、保湿(アロエジェルやヒアルロン酸系)→水分補給→十分な睡眠の3つを徹底することで、ダメージを最小限に抑えることができます。
最後に
日焼けには、筋肉の回復力や免疫力を低下させるリスクがあります。
また、日焼けのしすぎは疲労の蓄積や、熱中症の誘発にもつながるため、真夏のスポーツには特に注意が必要です。
一方で、ビタミンDの生成には紫外線が必要であるなど、完全に避けるべきものでもありません。
重要なのは、「日焼けをしない」ことではなく、「ダメージを最小限に抑える習慣を持つ」ことです。
・日焼け止めの使用
・サングラスや帽子の活用
・日焼け後の迅速なケア
これらを意識しながら、健康的にスポーツを楽しみ、パフォーマンスを保ち続けましょう。
