【O脚の特徴とは?】見た目だけでなく身体に及ぼす影響とは

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整体とパーソナルトレーニングで痛みや疲労の改善を目指す
カラダの説明書 緑橋の春藤謙介です。
あなたは立ったとき、「膝の間が開いてるな」「なんとなく脚の形が気になるな」と思ったことはありませんか?
その症状、もしかすると「O脚」かもしれません。
O脚という言葉はよく耳にしますが、「何が原因で起こるのか」「放っておくとどうなるのか」まで詳しく知っている方は多くありません。
そして、実はO脚は見た目の問題だけでなく、身体の使い方や姿勢、将来的な膝の痛みにまで大きく関わってきます。
この記事では、O脚の基本的な特徴や原因、身体に与える影響について解説していきます。
自分がO脚かもしれないと感じている方や、膝や腰に不調を感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。
O脚とはどのような状態か?
O脚とは、両脚をそろえて立ったときに、膝の内側がくっつかずに離れてしまう状態のことを指します。
横から見た姿勢ではあまり目立たないこともありますが、正面から見ると脚全体がアルファベットの「O」のように湾曲して見えるのが特徴です。
通常、足首・膝・太ももが一直線にそろうのが理想的な脚のラインですが、O脚ではこのアライメントが崩れています。
多くの場合、足首はついているのに膝が離れており、さらにひどくなると太もも同士の間にも隙間が生まれてしまいます。
O脚は男性よりも女性に多くみられます。
特に10代〜30代の女性に多く見られ、姿勢や歩き方のクセ、筋力のバランスによって徐々に悪化していくことがほとんどです。
O脚のセルフチェック方法
では、自分がO脚かどうかを確認するためには、どうすればよいのでしょうか?
以下の方法で簡単にチェックすることができます。
①鏡の前で裸足になり、自然に立ちます。
②足の内くるぶし同士をくっつけて立ちます。
③このとき、膝の内側がどのくらい開いているかを確認します。
膝の間に指2本以上の隙間があるようであれば、O脚の可能性が高いです。
さらに、太ももの間やふくらはぎにも隙間がある場合は、構造的なゆがみが大きくなっている可能性があります。
O脚に多い身体の特徴
O脚の方に共通して見られる身体の特徴は、大きく以下の3点です。
1つ目は、骨盤のゆがみや前傾傾向です。
骨盤が前に傾くことで、太ももの外側やふくらはぎの外側の筋肉が緊張しやすくなり、脚全体のラインが外側に広がってしまいます。
2つ目は、内もも(内転筋)の筋力低下です。
膝同士を引き寄せる役割を持つ内転筋がうまく働かないことで、脚の中心軸が保てず、外に開いたままの形になってしまいます。
3つ目は、足首のねじれや偏平足の影響です。
特に、土踏まずが潰れてしまう「偏平足」や、足首が内側に倒れる「回内足」の方は、脚のねじれが強くなり、O脚の原因になります。
これらの要素が複合的に組み合わさることで、O脚が進行していくのです。
O脚がもたらす身体への影響
O脚は見た目の問題として捉えられることが多いですが、実はそれ以上に「身体の使い方」や「関節への負担」に大きな影響を与えます。
ここでは、O脚が身体に及ぼす代表的な影響を3つに分けてご紹介します。
膝への負担が増える
O脚では膝の内側に体重が集中しやすくなります。
その結果、関節の内側がすり減りやすくなり、将来的には「変形性膝関節症」へとつながるリスクがあります。
特に、40代以降になると膝に痛みを感じる女性が増えてくるのは、若い頃からのO脚傾向が原因であるケースも少なくありません。
腰痛や股関節の不調につながる
O脚によって脚の軸が不安定になると、歩くときや立っているときに骨盤が左右に揺れやすくなります。
その揺れを支えるために、腰の筋肉に余計な力が入り、結果的に腰痛が慢性化してしまうのです。
また、股関節にねじれが生じることで、股関節の可動域が狭くなり、違和感や詰まり感を訴える方も多くいらっしゃいます。
下半身太りやむくみの原因になる
O脚の方は、太ももの外側やふくらはぎの外側ばかりに力が入り、内側の筋肉が使われにくくなります。
この筋肉のアンバランスが続くと、血液やリンパの流れが悪くなり、下半身がむくみやすくなります。
また、筋肉がうまく使われないことで脂肪がつきやすくなり、「痩せにくい脚」になってしまうのです。
見た目だけでなく、体質そのものにも影響を及ぼすのがO脚の怖いところです。
O脚は改善できるのか?
結論からお伝えすると、O脚は改善可能です。
ただし、骨そのものが変形してしまっている場合は、完全に真っ直ぐにすることは難しくなります
しかし、多くの方のO脚は「筋肉の使い方」や「姿勢」「骨盤のゆがみ」といった要因が重なってできているため、適切なアプローチを行えば確実に改善していきます。
改善の第一歩は「正しい立ち方」
まずは、足を肩幅程度に開き、重心を真ん中に保つことを意識してみましょう。
このとき、足裏の3点(かかと・親指のつけ根・小指のつけ根)に均等に体重がかかっているかを確認してください。
多くのO脚の方は、無意識のうちに外側に体重がかかっていることが多く、それが脚のねじれにつながっています。
内転筋や骨盤周りのトレーニング
内もも(内転筋)やお尻の筋肉(中臀筋)を意識的に使えるようにすることで、膝が内側に引き寄せられ、脚のラインが整ってきます。
また、骨盤を支える筋肉を鍛えることで、体幹の安定性が高まり、正しい脚の使い方が自然と身についてきます。
当院ではO脚の方に対し、パーソナルトレーニングと整体を組み合わせて、根本的な身体の使い方から見直すお手伝いを行います。
自分では気づかない「動きのクセ」をチェックする
O脚の改善で重要なのは「日常の動き」です。
立ち方・座り方・歩き方に癖があると、せっかく整えた脚のラインも元に戻ってしまいます。
そんな日常の動きを改善していくために、カラダの説明書では筋肉が本来の働きをしてくれるように整体を行なっていきます。
最後に
O脚は、見た目の問題にとどまらず、身体の不調や将来的な関節の問題にもつながる深刻なテーマです。
「遺伝だから仕方ない」と諦めず、今のうちから正しいケアを始めることで、脚の形も、身体の調子も、大きく変わっていきます。
もし、「自分の脚の形が気になる」「長年膝に違和感がある」「脚が太くてむくみやすい」といった悩みを抱えていたら、ぜひ一度ご相談ください。
国家資格を持ったトレーナーが、O脚の原因をしっかり見極め、あなたに合った治療やトレーニングで改善のお手伝いをさせていただきます。
