【睡眠は肩こりや腰痛だけじゃなく行動にも影響を与える!?】睡眠の質を高くする方法とは?

こんにちは!緑橋で整体院をしている【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。
僕が、日々お客様に関わっていて、よく聞く言葉が
「あまり寝れてない」
「睡眠が浅い」
「寝ても疲れが取れない」
こんな睡眠の悩みを、よく聞きます。
睡眠は、疲労回復やストレスの軽減にも効果があります。
しかし、実は肩こりや腰痛など慢性的な症状にも、睡眠は重要です。
こんなに重要な睡眠にも関わらず、悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
そのため、今回は【睡眠】について睡眠の効果や睡眠を深くする方法について解説していきます。
この記事を読んで、少しでも多くの方が、睡眠の悩みから、解放されれば幸いです。
睡眠の効果とはなにがあるのか?
上記でも説明したように、睡眠の効果には、疲労回復やストレスの軽減などがあります。
しかし、慢性的な肩こりや腰痛にも、効果がある事は意外とみなさん知らなかったのではないでしょうか?
ここからは、そんなみなさんがあまり想像のつかないような、意外な睡眠の効果についてお話させていただきます。
肩こりや腰痛が治る
冒頭部分でお伝えした、睡眠をとる事で、肩こりや腰痛が楽になる、これも意外と知らない方が多いかと思います。
そんなことあるの?と思いますが…
あります。
そもそも肩こりや腰痛の原因も様々なため、万人が睡眠をとる事で「治る」とは言いません。
ただ、現代のストレスの多い社会では、ストレスが原因で、肩こりや腰痛に悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
そのため、睡眠をとる事でストレスが軽減され、肩こりや腰痛が楽になる可能性は大いに考えられます。
ストレスが軽減すると、血流の改善も期待できます。
筋肉のコリの原因の一つとして、老廃物が溜まってしまう事が考えられます。
この老廃物は、血流が滞ることで起こるので血流が改善すると同時に、筋肉に溜まっている老廃物も流れ、疲労やコリが改善されることも期待できます。
また睡眠は、副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が緩んでいる時間帯が多くなります。
そのため、普段気を張って生活して、肩が凝っている方は、睡眠をとる事で筋肉の緊張が緩和され、肩こりがマシになります。
ダイエット効果
睡眠にはダイエット効果もあります。
みなさんは、ダイエットをしようと思っても
「食欲が抑えられない」
「どうしても食べてしまう」
「何か物足りない」
と感じてしまうことはありませんか?
これはもしかしたら、睡眠のせいかもしれません。
睡眠中は、たくさんの身体を調整する機能を持つ、ホルモンが放出されます。
その中の一つに、食欲を抑制してくれる「レプチン」と呼ばれる、ホルモンが存在します。
このレプチンは、睡眠の質が高くなればなるほど、たくさん放出されるホルモンです。
逆に睡眠の質が浅くなってしまうと、食欲を増進させてしまう、「グレリン」というホルモンの分泌を高めてしまい、日中の食欲を抑えられなくなってしまいます。
このように睡眠には、意外とダイエットをするためには、重要な要素が隠されているのです。
そのため、僕もダイエットがしたいと、おっしゃったお客様には、まずは睡眠を見直してみましょうとお伝えしています。
そうすることで、食欲を抑えて食べすぎない、食生活へと変えていくことができます。
前頭葉の働きを良くする
睡眠の質が高く、しっかり取れていると、前頭葉の機能を良くしてくれます。
そもそも、前頭葉の機能とは何かというと
- 物事を理論的に考える
- 集中力を高める
- 意欲や感情のコントロール
などが挙げられます。
具体的に前頭葉が働かなくなると、どうなるかというと、ちょっとしたことでイライラしたり、感情のコントロールがうまくできなくなってしまいます。
また、感情の起伏が激しくなるため、抑うつ的になってしまい、ネガティブな感情に敏感になってしまう可能性も考えられます。
計画性や行動力もなくなってしまい、消極的になり、行動をおこしたり、何事にもやる気が削がれる可能性も考えられます。
睡眠を深くする方法とは?
睡眠が浅くなるだけで、ここまで身体のコリや痛みに繋がり、さらに、感情や行動さえもコントロールされてしまうのは怖いですよね。
とはいえ、仕事や勉強などで十分な睡眠時間を確保できずに、寝不足になっている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、そんな方のために、深い睡眠を取る方法を解説していきます。
質の高い睡眠を取れるように、ぜひ下記の内容を実践してみてください。
お風呂に浸かる
お風呂に15分ほど浸かって、芯まで身体を温めることで睡眠の質を向上させます。
これには、理由があり、深部体温と皮膚体温の温度が関わってきます。
深部体温とは脳や内臓など身体の中心の温度のことを言い、皮膚体温とは手足などの身体の中心から離れて、外からの影響を受けやすい場所の温度を言います。
人間は、この深部体温がグッと急激に下がり、皮膚体温に近づいていくことで、深い睡眠に入ることができます。
これを可能にしてくれるのが「入浴」です。
具体的な方法は、睡眠の約90分前にお風呂に浸かり、15分ほど入ります。
これだけです。
これによって、深部体温は急激に上昇していくのですが、深部体温には急激に上昇したあと、急激に下がっていく性質があります。
それによって、深部体温と皮膚体温が近づくことができるということです。
これは僕も試しましたが、スッと眠ることができるので、なかなか寝付けない人に、とてもおすすめです。
ストレッチをする
ストレッチをするだけで、睡眠の実は格段に上がります。
人間の身体は回復しようと思うと、血液をしっかり全身に巡らせて、栄養や酸素などを各細胞に届ける必要があります。
しかし、運動不足や身体の硬さ、呼吸が浅いなどの問題があると、血流が悪くなり、栄養や酸素が身体の隅々まで届かなくなってしまいます。
これでは、せっかく寝れたとしても
「朝スッキリ起きれない」
「寝た気がしない」
「疲れが取れない」
という状況になってしまいます。
また睡眠時は脳が一番、休憩できるタイミングです。
そのタイミングで、血流が悪くなっていると、脳にも栄養や酸素が送られず、朝起きた時に「頭がスッキリしない」という状態に陥ってしまいます。
起きた時に、スッキリしない感覚がある方は、ぜひ寝る前にストレッチをしてみてください。
やり方がわからない方は、一度緑橋駅にある整体院、カラダの説明書にご相談いただければ、国家資格を持ったトレーナーが、あなたに合ったストレッチ方法をお伝えいたします。
明かりを暗くして過ごす
寝る前に携帯を見ると、睡眠の質が下がる。
これはおそらくみなさん知っている内容かと思います。
ではなぜ、携帯の光はいけないのか?
それには、睡眠のリズムが関係しています。
人間には「昼間は活動して、夜は眠くなる」という生活リズムが刻まれています。
これは、血圧や脈拍を低下させ、休眠や睡眠に誘ってくれる「メラトニン」というホルモンが作用して、起こります。
このメラトニンは暗いところにいると、分泌が増え、反対に明るいところにいると、分泌が減ってしまうという特徴があります。
そのため、部屋の明かりや携帯の光を、寝る直前まで見ていると、身体は昼間だと勘違いして、メラトニンの分泌を抑えてしまいます。
それにより、自分は寝ようとしているのに、身体は起きようとしている、という状態に陥ってしまいます。
このギャップが、なかなか寝付けない、寝ても疲れが取れないなどの現象を起こす原因となります。
最後に
ここまで、睡眠について解説してきました。
最後に説明した「お風呂に浸かる」「ストレッチ」「部屋を暗くする」この3つは、掛け合わせる事で、睡眠の質は驚くほど向上します。
僕のおすすめは、寝る90分前にお風呂に入って、出てきた後は、部屋を暗くして、その中でゆっくりストレッチを行うことです。
ストレッチは、リラックス効果や気持ちの切り替えにも効果的なため、身体が寝るモードに切り替わってくれます。
睡眠時間が長く取れないからこそ、睡眠の質や深い眠りにこだわって、夜の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んで、少しでも多くの方が睡眠の悩みから解放されることを願っています。
