G-PVZDF61VZF 【胸を張るは間違っている!?】姿勢が悪い人の特徴とは? - カラダの説明書

【胸を張るは間違っている!?】姿勢が悪い人の特徴とは?

謙介春藤

こんにちは!大阪市城東区【カラダの説明書】の春藤謙介(シュントウ ケンスケ)です。

みなさんは姿勢を良くするために「背筋を伸ばして胸を張る」ということをしませんか?

これはよく僕もお客様に言う言葉です。

しかし、実はみなさんの考える「背筋を伸ばして胸を張る」は間違っている可能性があります。

それが原因でより姿勢が悪くなってしまっている可能性すらあります。

今回はそんな【姿勢】について解説していきます。

この記事を読んでみなさんの姿勢に関するお悩みが少しでも改善してくだされば幸いです。

「背筋を伸ばして胸を張る」はなぜ間違い?

そもそも一般的に良い姿勢とは

「耳」「肩」「腰」「膝」「くるぶし」が一直線になっている状態のことを言います。

この姿勢を作るために、背筋を伸ばして胸を張るのですが、多くの方が「背筋を伸ばして、胸を張って」と言うと、背中が動かずに腰だけ反ってしまっています。

また背中が伸びないため、肩甲骨だけ寄せて良い姿勢になっているように見せます。

それにより間違った姿勢が改善されず、良い姿勢とは程遠い姿勢となってしまいます。

ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

それにはいくつか理由があります。

背骨の動きが悪い

多くの場合、「背筋を伸ばしてください」と言うと胸を張ることができずに腰を必要以上に反ってしまいます。

それは、猫背や巻き肩など不良姿勢になっている方のほとんどが「背骨」の動きが悪くなってしまっているからです。

本来、背骨はS字状になっており、背中の部分は少し丸く、腰の部分は少し反るような形になっています。

しかし、これが猫背や巻き肩になると、本来よりも背中の部分は丸くなってしまい、腰の部分は反りが強くなってしまいます。

この状態で背筋を伸ばしてくださいと言うと、多くの方が胸を張ろうと、胸を前に突き出そうとします。

しかし、背中の背骨は固まっていることが多く、伸ばすことができなくなってしまっているため、

胸を突き出そうとしても突き出すことができなくなっています。

そのため、「腰を反って代償してしまう」ということが起こります。

この状態は放置すると「反り腰」と呼ばれる状態になり、腰痛や狭窄症、分離症などの原因となってしまいます。

胸郭が広がらない

猫背や巻き肩を治していくためには「胸郭」の動きが重要になります。

胸郭とは「胸椎(背中の背骨)」「肋骨」「胸骨」で構成される胸部の骨格です。

この3つの動きが悪くなってしまうと、猫背や巻き肩などの不良姿勢になってしまいます。

そして胸を張るためには少なくとも「胸椎」「肋骨」の動きが必要になり、これらの動きが固くなってしまうと、胸を張るということができなくなってしまいます。

良い姿勢をしようと思ったときに、猫背や巻き肩の方は胸を大きく広げようとすると思います。

この胸を大きく広げるためには、背中の背骨がしっかり伸びて、肋骨も同じように広がる必要があります。

しかし、背骨と胸郭が硬くなってしまって広がらない方は、肩甲骨だけを寄せて代償し、猫背や巻き肩が改善されたように見せようとします。

これは一時的に治ったように見えるかもしれませんが、胸椎も肋骨も動かずに肩甲骨だけ動いているため、不良姿勢の改善にはなっていません。

この状態を放置してしまうと首肩こりや、そこからくる上肢の痺れ、冷え性などの症状が出てきてしまいます。

改善させるためにはなにが必要か?

では背骨や胸郭の動きを改善させるためにはなにが必要なのでしょうか?

ここからは背筋を伸ばす、胸を張るという動作を代償がなくても、できるようにするための改善策をお伝えしていきます。

運動

「運動」は関節の動きを良くするためにはとても良い方法です。

関節は使っていない部分は硬くなり、使っている部分は柔らかくなっていきます。

背骨や胸郭も関節のため、動かしてあげると、柔らかくなり、動きも良くなっていきます。

この運動は身体も暖かくなるため、固まりがちな冬の身体にはとてもおすすめな方法です。

また運動をすることによって筋力もついてくるため、背骨が丸くならないように保つための筋力も鍛えることができます。

今まで運動をしてこなかった方には、まずは散歩やジョギングからで良いので、運動を始めることをことをおすすめします。

ストレッチ

ストレッチは関節可動域を広げるために、とても有効な方法です。

背筋を伸ばす、胸を張る

この動作ができるようになるには、まずは関節可動域を広げることが重要になってきます。

そのため、関節を跨ぐ筋肉を伸ばす、ストレッチはとても有効な方法です。

おすすめはキャット&ドッグと呼ばれるエクササイズをお風呂上がりや寝る前などに行うことです。

方法は簡単で四つ這いになり、肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるようにします。

その状態から背中を丸めたり、反ったりしていきます。

これだけです。

ぜひ、不良姿勢を改善させたい方は取り組んでみてください!

最後に

ここで紹介した、改善方法はごく一部です。

その方の姿勢や代償動作の方法などによって改善方法も変わってきます。

こういった動きのエラーは、腰痛や首肩こり、手先や足の痺れ、冷え性などにも繋がってきます。

もし今、背筋を伸ばして胸を張ったときにこのような代償動作が出ている方は、一度プロに診てもらって、どこが悪いか教えてもらうほうが良いと思います。

もしお近くに整骨院や整体院などのお店がない場合は、カラダの説明書にご相談ください。

カラダの説明書では、お客様一人ひとりの身体をしっかり評価し、お客様に合ったプランを提供させていただきます。

本気で治したい方はぜひ一度ご連絡ください。

ABOUT ME
春藤謙介
春藤謙介
パーソナルトレーナー
大手整骨院、フィットネスジムでの勤務経験後にサッカートレーナーとしての活動を開始。 現在は高校サッカー選手のサポートをしながら、自身も競技力向上に向けて研鑽を積んでます。 ジュニアアスリートに強靭なカラダと怪我しないカラダ作りを授けるトレーナーです。
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